『ドクター安保(あぼ)の遺産?』-「 “8の字体操” は、肩こりによく効きます!」
年が明けて、毎日寒い日が続いております。
まあ、1月ですから、仕方ありませんね。
今の寒い季節、あなたは「夕方を過ぎると急に体が重くなる」ような感じがしてきませんか?
私は、夕方になると、特に肩こリがひどく、だるく感じてきます。
時間もお金もかけることなく、肩こりがスッキリ解消される方法は何かないものかと、常々思っておりました。
最近、良い方法を見つけたので、あなたにご紹介したいと思います。
安保徹先生(故人/当時、新潟大学大学院教授)が、その著書の中で、デスクワークが中心の人向けに、全身が温まる簡単な体操を教えてくださっています。
その名は、「8の字体操」。やり方は以下のとおりです。
1.まず、背筋を伸ばして立つ。足は肩幅くらいに開く。
体の中で力が入っているところがないかチェックして、全身の力をできるだけ抜いてリラックスする。
2.腕を上に上げる。手は自然に開いたままでよい。
3.両腕で、頭の上に、床に対して水平に、大きく「8の字」(正確には、8の字を横にした「∞」(無限大の記号)を描く。
この時に、腰から上も力を抜きながら、腕の動きに合わせて自然に揺れるようにする。
4.上半身をゆっくりのびのび回す。
腕だけを回すのではなく、手先から腰までの一本の軸を意識する。
ただ、これだけです。
私も最初、「本当にこれだけでいいの?」と半信半疑でしたが、実際やってみると、予想以上に肩こりや背中のこりが解消されて、体が軽く感じられます。
安保先生によると、「8の字体操」は、ラジオ体操の「体を横に曲げる」「体を前後に曲げる」「体をねじる」の3つの動作で使う筋肉をすべて使う運動であり、体のほとんすべての筋肉を連動させて動かすことができるそうです。
ですから、血流を回復させるにはとても効率がよいそうです。
もしあなたが肩こりにお悩みであれば、「8の字体操」をぜひお試しください。
(念のため、上記は個人の感想です。すべての方に、効果効能を保証するものではないことをご了承ください)
(参考文献: 安保徹 『疲れない体をつくる免疫力』 三笠書房・知的生きかた
文庫 )
※上記の内容は、[メルマガ 「ちょっと得する健康ニュース」 2011年2月号]の記事を再検証し、加筆修正してお届けしております。
PS
安保先生は、約2年前に69歳でご逝去されました。
あれほど、ご自分の健康にも気を付けていらしたのに・・・
今でも不可解です。
謹んで、安保先生のご冥福をお祈り申し上げます。