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注目: 私が5ケ月で10キロ減量した方法を公開します!

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『エネルギッシュな人は朝食をしっかり摂らない!?』-「唯一の例外は、あの食べ物です」


和朝食



「朝食は食べなくてもいい・・・」

この言葉を聞いて、あなたはいぶかしく思われたかもしれません。

「朝食をしっかり摂らなきゃ、朝からちゃんと仕事ができないだろ」という反論も聞こえてきそうです。

しかし、これには昔からの研究に基づく、それなりの根拠があるのです。

 

 

「ナチュラル・ハイジーン」

 

あなたは、「ナチュラル・ハイジーン」という健康理論があることをご存知でしょうか?

鶴見隆史先生(鶴見クリニック院長)によると、これは1830年代の米国において、投薬や手術を主流とする医学に対して疑問を抱いていた医師たちが編み出したものだそうです。

1日の中では、「朝起きて、昼に活動し、夜は眠る」という基本的なサイクルがあります。

体の生理リズムも同様で、人間には消化や代謝にそれぞれふさわしい時間があると考えたのです。

それは、以下のような3つの時間帯に分けられます。


1.排泄の時間(午前4時~昼12時)


体の毒素を出しきって、排泄を促す時間です。

排泄に酵素を使っているので、ここでしっかりとした食事は禁物です。

消化酵素を働かせると、代謝酵素が足りなくなって代謝がスムーズに行われず、体内に毒素をため込んで太る原因にもなります。

食べるのなら、酵素が豊富で排泄を助ける食べ物が適しています。

ちなみに朝、起きて排便がある人は、この人間の生理リズムに実に合っているのです。

夜中に代謝して解毒したものを、尿や便として排出しているのです。


また、胃や腸などの消化器官はまだ目覚めていない状態です。

内臓がフル稼働を始めるのは、起床後3時間ほどたってからだと考えられています。


2.栄養補給と消化の時間(昼12時~午後8時)


朝起きてから少しずつ臓器の働きが良くなり、正午をこえたあたりには消化能力は上がっていきます。

11~12時近くなって、あなたはモーレツにお腹が空いてきたと感じるかもしれません。

それは、やっと胃腸が目覚めて食事を摂る準備ができたというサインなのです。

消化酵素も活発に働き出すため、食事を摂るならこの時間帯がベストです。


3.吸収と代謝の時間(午後8時~午前4時)


2.で摂った栄養素が消化・吸収され、全身に回っている時間帯です。

体の中では新陳代謝が活発に行われ、古くなった細胞の再生や新たな酵素の生産、体内の老廃物の排泄の準備をしています。


この時間帯に、しっかりと睡眠を取れば、代謝が活性化して免疫力も上がります。

しかし、深夜の食事や深酒、夜更かしなどを続けていると、新陳代謝も正常に行われず、体を壊す原因になります。

ちなみに、ガン細胞は深夜12時から午前4時の間に増殖しやすいという学説もあるそうです。


また、午後8時を境に、消化活動から代謝活動にうまくバトンタッチさせることが重要です。

これがうまく行われると、代謝活動もうまく働くため、免疫力がアップします。

できるだけ午後8時以降は何も食べないよう、心がけましょう。


以上、3つの時間帯をまとめると、下記のような図になります(文末の「参考文献」にある、鶴見先生の著書から、お借りしました)。

IMG_1113[1]

繰り返しになりますが、最初の「排泄のサイクル」は重要であり、この時間帯は体から有害な老廃物や余分な体重を取り除くのに大きな役割を果たしています

この時間帯に食物を摂ると、老廃物を体内に溜め込むことになり、それが慢性疲労や肥満といった症状に現れます。

 

唯一の例外は「果物」

 

本来、この時間帯には何も食べないことが理想ですが、唯一の例外は果物です。

 

果物


新鮮な果物は水分を多く含み、その消化にほとんどエネルギーが使われません。

したがって、この時間帯は新鮮な果物とフルーツジュースだけで済ませましょう。

オレンジ、りんご、グレープフルーツ、その他、果物とジュースはほしいだけ摂取しても構いません。

食べ過ぎないようにすれば、量に制限はありません。

この時間帯にどうしてもお腹がすくという方は、バナナが効果的で2本も食べれば満腹感を与えてくれます。


「フィット・フォー・ライフ・プログラム」

 

この健康法を提唱するのは、米国のハーヴィー・ダイヤモンド氏です。

彼の『フィット・フォー・ライフ・プログラム』のセミナーを受けた何千人もの人が、朝、胃に負担のかかる重い食事をピタリとやめ、果物とフルーツジュースだけの朝食に切り換えているそうです。

10日間ほども続ければ、体が軽く感じられ、果物より重い食事に戻ることはないそうです。


また、この健康法の大きな副産物は、減量効果です。

このプログラムに参加した多くの人が大幅な減量に成功しているそうです。

 

減量



私も、2012年1月にこの健康法を始めました。

最初の1カ月で2キロ体重が落ちました。

その後4か月間、それが面白いように毎月続いていきました。

最終的には5ケ月後、10キロの減量に成功しました。

 


ちなみに、この頃の私の朝食は、バナナ2本、ミカン2~3個というものでした。

昼食や夕食は普通にしっかり摂っていたにもかかわらず、こんなに減量できたのです。


ご参考までに、バナナは腹持ちが良く重宝するのですが、果物の中では糖質がかなり多い(100グラム中、糖質が21.4グラム)ほうです。

糖質が多いものは、肥満につながる可能性もあります。

ですから、しばらくして慣れてきたら、アボガド(100グラム中、糖質が0.9グラム)のように糖質が少ない果物に切り換えたほうがいいかもしれません。

 

まとめ


鶴見先生もおっしゃっていますが、「朝は食べなくてかまわない」のです。

そもそも日本人が1日3食になったのは、江戸時代になってからのことだそうです。

明治時代や大正時代まで、朝食は粗末なものだったそうです。



現在のように、「朝ごはんをしっかり食べよう」というスローガンが掲げられるようになったのは、昭和30年を過ぎてからのようです。

歴史的に見ても、日本人の体質に合うのは、実は1日2食なのではないかと思われます。



もし朝食を食べるとしても、排泄を助けるための酵素の多い生野菜や果物だけで十分なのです。


ちなみに、1日2食にして夜7時ごろに夕食をすませると、翌日の昼食まで約17時間は消化器官を休ませることができます。

プチ断食できるのです。体調が良くなかったら、ぜひおすすめです。


最後に、朝食(Breakfast)という英語は、そもそも断食(fast)を破る(break)という意味から出た言葉で、「断食を破るのに用いる食事」を意味するものとして使われていたそうです。

本来は「朝食」という意味は含んでいないそうです。


断食後に食べる食事が、重くていいはずはありません。

朝からしっかり食べれば、必ず体に負担がかかるのです。


(参考文献: ハーヴィー&マリリン・ダイヤモンド著 松田麻美子訳・補遺 「フィッ
 ト・フォー・ライフ」 グスコー出版、鶴見隆史著 「『酵素』が免疫力を上げる!」 永岡書店 )

 


※上記の内容は、[メルマガ 「ちょっと得する健康ニュース」 2012年1月号]の記事を再検証し、加筆修正してお届けしております。 


PS
以前に聞いた話によると、米国人に朝食の習慣をつけさせたのは、トーマス・エジソンなのだそうです。

彼は、自分が発明したトースターを売りたいがために、「朝はトースターで焼いたトーストを食べましょう!」と宣伝したのです。

 

トースター


米国人にも、昔はしっかりとした朝食を摂るという習慣はなかったようですね。