『アンチエイジングの大家、オーガストさんが厳選!?』-「体を老けさせるワースト
フード3つとは?」
今月も終わりに近づいてきましたが、まだ8月です。
8月は英語で「オーガスト(August)」。
今回は、「オーガストさん」のお話をさせていただきましょう。
オーガストさんとは?
栄養科学博士のオーガスト・ハーゲスハイマー氏(株式会社アビオス代表、以下「オーガストさん」)は、アンチエイジングの大家です。
彼は1962年生まれで、今年で55歳になりますが、とても50歳を超えているようには
見えません.。
もっとも、白人なので日本人との比較は難しいですが、白人どうしでの比較では
その差は歴然でしょう。
オーガストさんは、19歳の時に自分のお父さんの若い頃の写真を見てショックを受け
たそうです。
当時59歳だったお父さんとあまりにも違い過ぎて、「自分はこうはなりたくはない」と思い、アンチエイジングを人生の研究のテーマにしたそうです。
白人はメラニン色素が日本人に比べて少ないせいか、50歳前後になるとかなりシミ
やソバカスが目立ってくる人も多いです。
でも、オーガストさんは真っ黒に日焼けしているにもかかわらず、きれいな肌をしています。
そんな若々しいオーガストさんですが、もちろんアンチエイジングのための努力を日々
されているのです。
あたりまえのことですが、若々しさを保つためには、食べるものにもこだわらなければ
いけません。
食べ物でも、体を若々しく保つのに役立つ食べ物と、そうでない食べ物があります。
体を老けさせる食べ物のトップは、「ドーナッツ」
今回は、オーガストさんが紹介する「体を老けさせる食べ物」の代表3つを、ご紹介
しましょう。
その代表のひとつは、ドーナツ。
ご存知のとおり、原料の小麦粉は、炭水化物=糖質です。
オーガストさんによると、昔の小麦粉は、人間の手で麦をひいて粉にしていたので、
糖分の吸収を防ぐ食物繊維が残っていたそうです。
しかし、今のように機械で細かく粉砕された小麦粉にはほとんど食物繊維が無く、
糖分をすぐに吸収して血糖値を上げてしまいます。
その精製された小麦粉に、トランス脂肪酸を含むショートニングや大量の砂糖、
化学調味料が入っています。
さらに、それを油で揚げたり、高温のオーブンで焼いたりわざわざ酸化させて
いるのです。
しかも中には、添加物まみれのクリームやチョコレートなどをトッピングさせている
ものもあります。
オーガストさんの言葉を借りれば、ドーナツはまさに「活性酸素の塊(かたまり)」
のようなものなのです。
ちなみに、米国でドーナッツと言えば、「ダンキンドーナッツ」が最も有名です。
日本では、「ミスタードーナッツ」のほうが知られています。
今回初めて知ったのですが、1990年にダンキンドーナッツはミスタードーナッツを吸収
合併し、現在米国ではそのブランド名で営業している店舗はほとんど無いそうです。
私も実は、1990年から約2年間、米国に在住していたのですが、ダンキンドーナッツの
店舗は見かけましたが、ミスタードーナッツの店舗は記憶にありません。
さて、その「ダンキンドーナッツ」ですが、その店名から「ドーナッツ」が消えることになりそうです。
今後、一部店舗で試験的に、名称を「ダンキン」とするそうです。
そして、ダンキンのすぐ後には「コーヒー、そして他にも(コーヒー・アンド・モア)」と書き加えるそうです。
この変更は、ドーナツよりもコーヒーを提供する店であることを強調する戦略への転換
によるものと見られているそうです。
この背景としては、米国ではドーナツがもはや「健康的な食べ物」というイメージで見られなくなってきている、ということだと思います。
具体的には、次のような要素が挙げられます。
・ほとんどのドーナッツは油で揚げられており、かなりの量の飽和脂肪とトランス脂肪を含んでいる。
・カロリーは、高ければ1個当たりおよそ400kcal。
・また、驚くべきほどのナトリウム(塩分)も含んでいる。
・もちろん、砂糖の含有量も多い。”
残念ながら、日本でドーナッツを食べている人は、このようなことは全く意識に無かったのではないでしょうか?
ワーストフード、他の2つとは?
最後に、オーガストさんが挙げる、ワーストフードの他の2つは、「フライドポテト」と「マヨネーズ」です。
その理由を詳しく知りたい方は、下記のオーガストさんの本を読んでみてくださいね。
ちなみに、オーガストさんが勧める「体を若々しく保つ食べ物」についても書かれていますよ!
(参考文献: オーガスト・ハーゲスハイマ-著 「20歳若く見える人の食べ方」 ソフトバンク新書)
[メルマガ 「ちょっと得する健康ニュース」 2017年8月号 記事]